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福岡・九州地域演劇祭
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2011年 12月 19日
バナナ学園純情乙女組 六本木女子分校クリスマスパーティー2011 『六本木姦姦娘★★★純情乙女の陵辱 X デー!!!!!』 みてきた。
いや、すごかった。すごいものをみたような。 自分にとって、ココ数年で、もっとも破壊力がある舞台であるのは間違いない。 どういう舞台なのか説明しにくいのだけど、なんとか説明してみる <特徴> ・ロックのライブみたいな大音量、会場出たあと耳鳴りが残るほど。 ・マイクパフォーマンス的にセリフもあるが、BGMの音量や、マイクの音質を意図的にあげてないようで、なにいっているのか聞き取れない。セリフの量は少ない。全時間の30%くらいか? ・水とか、パン粉みたいなものとか、いろいろとんでくる。雨ガッパ必須(推奨されています)。 ・女優はミニスカサンタとか、ミニの制服とか、バニーとか、水着とか、下着だけとか、そういういでたち。 ・それでもって、踊りまくる。シャーマンのようなくるったような踊り。全員まともな社会人をやれているようには見えない。 ・それでもってあばれまくる。露出の高い格好で客席にねじいってきたり。 ・ブラ! ケツ! チチ! パンツ! 脚脚! みたいなかんじ(MAXでビキニまでであり、そこから先はちゃんとガード) ・眼の前に、チチとかケツとか、きたりした。 ・全50分? 不詳だけど4〜6部くらいの構成になっていたように思える。もっとおおかったか。 踊りの方向性は、この動画の10:45から10秒くらい見てもらえれば、なんとなく iframe src="http://www.youtube.com/embed/tNAS18C_a18" allowfullscreen="" frameborder="0" height="315" width="420"/iframe それと、雰囲気がつかめるようなツイートを集めた。15ツイートくらい。 http://togetter.com/li/229612 とりあえず、パフォーマンスとしてすごかったから、有料の一観客として言えば、まったく大満足。破壊力のある舞台だった。 S席の最前列で見たから、全体の構成が捉えられていない部分がある。 あれが、演劇なのかということは、ちょっと立ち止まって考えたい。主催者が演劇をやりたいと思っているかどうかはわからないし、多分、それは、どうでもいい事という見方であっても不思議ではない。 果たして、昨日見た舞台は、 ・ストリップやレビューショーとどう違うのか ・よさこいとどう違うのか、 ・AKB48劇場でのパフォーマンスとどう違うのか ・パフォーマンスの強いインディーズのライブとどう違うのか あたりを考えたい。 いわゆる若い女性の裸体に近い格好が目の前で暴れまわるから、性的な見方もするし、その方向性にも幻惑される。客席によってはエログロパフォーマンスが目の前でおこなわれたりするので下半身的な反応もあると思う。 この方向性の要素が強いと、性的な興奮や関心が(広い意味で)感動の本質に据えられたパフォーマンスになるので、自分の定義では演劇とは言えない。ストリップみたいなものだ。 そのうち、触ったりする観客も出るかもしれない。 しかし、今回そういう方向の感動もあるにはあったが、エロ的なものをある種のパロディまたは露悪的に客観視した扱いをしていて、おそらく全体的には主要を占めない。MAXでビキニでもあり、女性の身体が男性から性的欲求の対象となる面や、静的にみたときの女性の身体の芸術性の面に、重点が置かれたような演出ではなかった。 というような考察を繰り返していくと(長くなるから飛躍するけど)自分にとってあれはやはり演劇だということに落ち着く。 (前述通り、S席の最前列で見たから、全体の構成が捉えられていない部分がある。のがあれだけど。糸電話あたりの会話が、聞けなかった・見れなかったのは、自分の作品理解にとっては非常に痛い。座った席によって、見るもの聞こえるものがまったく変わってくるという構成の作品) テンション・情念・世界観を中心に据えて構成された、演劇作品。といいたい。 自覚的か非自覚的かはわからないけど、なんだろう、こう、この演劇的才能の出現の社会的必然性は感じられると言うか、この才能から発された世界観に共感できるというか、ちゃんと「創造」された「作品」で、それに「感動」しうる構成だった。 脚本の文学性の度合いが少ないのでそこが「演劇らしくない」ように思えるが、全体の構成は意図的になされてあるように思われ、その構成は演劇作品のエリアにあると思う。 文学性・・・ここではセリフとか会話で、ストーリーがつくられていたり、ドラマが作られていたり。公演の時間軸の中枢を占めるというような意味で使っている 少ない・・・普通の演劇を80%以上とするなら、今回の舞台は20%くらいか それぞれのパフォーマンスのクオリティが高いかと言われると、クオリティが高いという感じではない。基本的にはテンション・情念押しでそれに圧倒されるという感じ。 専用劇場(キャパ60位の)で、チケット代3500円にして、月単位の長期公演でもいいんじゃないかくらいに思うけど、あの舞台は、再現性が低いと言うか、瞬間瞬間、キャストが魂を燃焼させて、やっているように思うので、長い日程は作品の芸術的純粋性を損なってしまうな。 そういう構造だからこそ、感動しうる構造だとも思う。 比較にならないと思うけど、唐とかテラヤマがでたときに見た時の、心的衝動が、どういうものなのか自分には体験出来なかったが、バナナ学園を見た時の心的衝動が、それらの心的衝動と比較したときに、どういう差異があるのかを、とても知りたい。 おそらく、アルシュの近似性はあるんじゃないかと思ってる。 ・
by sailitium
| 2011-12-19 10:59
| 観劇して|感想・批評
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