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福岡・九州地域演劇祭
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2011年 11月 10日
古典作品などのテキストを大胆にカットしたり、特異な演出で立体化(上演)するスタイルの舞台を散見する。自分にはまず京都の「地点」が思い浮かぶ。
この大胆にカットしたり、特異な演出での立体化についてなのだけど、これを料理に例え、脚本は素材、活きのいい大型の魚に例える。 ふつうは素材の各部材を使い、その良さを余すことなく調理するのが良いように思える。 が、その既成の調理法が広まったときに、ある部分にだけ着目して、その他は大胆に切り捨てると方法もアリだろう。全体を通じてある一つの切り口からみた解釈で、その素材に向き合ってもいいだろう。 成功すれば、素材や調理法についてあらたな魅力を提供する。 なぜ、その部分に着目したのかと言われれば、これは演出家のセンスが中心になるだろう。 これはいいとか悪いとかではなく、もう芸術だということだろう。魚の話に例えると不経済なようにも思うけれども。 芸術は、経済性・効率性を追求するベクトルとは無関係なので、そこに位置する場合もあるし、しない場合もある。 特に古典作品の場合、書かれた時代が違いすぎるので、現代にテーマ性を持って立体化するにあたっては、この手法が有効になるケースもあるだろう。 問題は、その切り取った部分を中心にしての再現が、ある程度の説得力というか力を持つのかというところだ。的はずれな取捨選択もあるだろう。他の多くを切り捨てるに値するコアな部分といえるのか、コアな部分は適正な手法で表現されていたのか、とかがポイントになるだろう。 それと、こういう手法の作品は、大衆性とは離れてしまい、普通は良く理解できない。なんとなく感じてくれればいいと言う立場もあるが(そこもたいてい抜け道なのだけど)、なんとなく直感だけでやっているならそれもいいけど、たいていの演出家は相当に脚本を読み込み、相当に考えている。その細を穿ち微に入った部分を理解する喜びというのも、他の分野にはなかなか難しいむしろ演劇が得意な場面といえる。 前も似たようなことをブログで書いたかも知れないのだけど、先日読んだ、ドラマトゥルクの本では、以下のようなことが書いてあって、なんとなくまた整理したくなって整理した。 ・ドイツは劇場での製作がさかん(または一般的|うろ覚え) ・大衆的な作品だけではなく、先端的な作品の製作も求められている ・しかし、先端的な作品は、わかりにくいので、ドラマトゥルクがアフタートークなどで、作品理解の水先案内人となり、演劇作品との知的な向かい合い方のおもしろさを広める(後半、創作気味) そして、このスタイルで福岡を代表する劇団GIGAの公演が、明日から東京公演(http://spacegiga.com/blog/)。チケットの売れ行きもいいようだ。ご都合のつく方には、ぜひ、一度ごらんいただきたい。
by sailitium
| 2011-11-10 14:20
| 制作的なこと(演劇)
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