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福岡・九州地域演劇祭
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2009年 12月 23日
なんか、東京とかに芝居みにいったりしたときとか、来福劇団の公演とかにぽつぽつ見たりしてたのだけど、最後ぐちゃっとする芝居を見る。はやりなのかもしれない。
すでに、それをぴったり表す用語があるとおもうのだけど、最後ぐちゃっとする芝居というのが、どういう芝居なのか説明が必要だろう。 うまく言えないけど。 なんか、最後の最後でこれまでのストーリーをぶちこわしにするようなどんでん返しがあるような芝居。どんでん返しへの伏線は無いか、希薄。 ハッピーエンドと思わせておいて、実はアンハッピーエンド。とか、結局いったい何だったの?と思わせるような終わり方。 あるいは、意味がわからなくなるようなかんじの終わり方。 いい例えを思いついた。 たとえばツルの恩返しで、飛び立っていく鶴を見る与ひょうが最後一瞬だけ意味ありげなにやりとした笑いをするみたいなかんじ。最後ににやりとするところ以外は完全に鶴の恩返しのままで。 真っ当に解釈していくと、与ひょうはやっぱり金の亡者になっていた。みたいなことなんだろうけど、その伏線はうたれていないし、お客さんも自分の見間違いかな?と思う程度の。 キレイに折り紙で鶴を折って完成した瞬間、ぐちゃっと脈絡無く潰して終わるようなかんじの。 やる側は当然意図的にやっているのだろうと思う。 エンターテイメントという観点からは逆効果のようにおもうけど、なんらかの明確な意図目的を持っている。 流行なのかなぁとも思う。 それで、今回みたイキウメがそんなかんじだった。 ただ、ぐちゃとする前の鶴がそんなにキレイにおれていないかんじもあった。 どういう話かは、以下参照。 http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2009/1203112530.html (追記) 柿喰う客の傷は浅いぞも、最後ぐちゃっとする感じ。 きらめく星座は、これは許せない、演出家の人格を否定するようなことを言いたくなるレベルのぐちゃっとする芝居だった。 http://sakuteki.exblog.jp/22737475 仙台の演劇関係者がよくいくお店「あべひげ」の阿部立男さんが亡くなられたとのこと。ご冥福を祈ります。http://www.abehige.com/ ///
by sailitium
| 2009-12-23 11:30
| 観劇して|感想・批評
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